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2013年7月26日金曜日

言葉の使い方


先日,
知り合いの大学教授 I氏が
こんなことを話してくれました。



弁護士からの依頼で
大学教授としても意見書を
書くことになったそうですが,


法律の専門家ではないから,
さすがに

「違法」

とは書ききれない。…と思い,


「無効」


という表現を用いたそうです。



すると,
弁護士から
「『無効』は言い過ぎじゃないでしょうか。
『違法』くらいの表現になりませんか」…と言われたとか。




弁護士であれば,

なるほどたしかに「無効」は言い過ぎかもしれない

と思うエピソードなのですが,
皆さんはどうでしょうか。



この「違法」と「無効」,
どちらが強いか弱いかという関係にはありません。
次元が違う表現なので,
なんとも比較はしにくいのです。

「違法」だけど「有効」であることも
世の中にはたくさん存在します。



こういった表現の間違いで
紛争がかえって燃え上がってしまうことも
ありますから,

弁護士は,
言葉の一つ一つに
注意をしていかなければいけません。




…と言いつつ,
本ブログは,自由に書いてしまっています…。

変な日本語が飛び出てきても
ご容赦願います。

(今日の主題はここです。)

2013年7月19日金曜日

セーフティネット

昨日は,
「生活保護」について学ぶ勉強会に
参加してきました。
大学教授の先生などと
意見交換をする場です。



「生活保護」という制度については,
多くの方がご存知でしょう。

国や自治体が
憲法で保障された
「健康で文化的な最低限度の生活」を
実現するために
生活が苦しい人に対して
お金を支給する制度です。





お金を支給するという形のせいか,
あまり良いイメージを持っていない
方も多いようです。


ただ,
いつ会社が倒産するかもしれない。
いつ事故にあって仕事ができなくなるかもしれない。
そんなときに
助けになるような保険や親戚等はいない…。

そんな方は,どうすればいいのでしょうか。


生活保護は,最後の砦です。
いわゆる「セーフティネット」としての
意味を持っています。

この点をもっと多くの国民で
考えていくべきではないでしょうか。
決して「私は関係ない」で
済ませられる問題ではないはずです。



今日は,少し真面目なお話をしてみました。


皆さん,よい週末を。

私は今週末,
引っ越し準備に勤しみます。