2012年10月26日金曜日

喪の途上にて






きのうは医療問題研究会の
調査事例検討会でした。

10件ほどの事例が持ち込まれ
事案の分析や調査方針を議論。

医師,薬剤師をまじえて
若い弁護士らが中心に。

医療の途中で,命を失ったかたがたのご遺族
あるいは,重い障害を負ったご本人。

これらの方々は,そのショックから立ちなおれず
なにか方策があったのではないかと悩んでおられます。

われわれが調査し,議論するなかで
医療の限界というものが見えてきます。

医療の限界を超えた事態は
不可抗力であり,責任を問うことができません。

おおくの医事紛争は
ここのところの納得がなかなか得られていません。

その納得をすこしでもしていただくための
熱い議論が遅くまで続きました。

タイトルはさる本から拝借
著者は精神科医です。

弁護士はカネ,カネといって
ご遺族らの心情に寄りそおうとしないと批判されています。

しかし,昨夜の議論に参加してもらえば
そのような批判がまちがいであるとご理解いただけると思います。

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