2012年3月23日金曜日

ギンヨウアカシア by.ロータリークラブ活動も行う福岡の弁護士



 毎年,春分の日にはロータリークラブと宝満山を愛する
 ボランティアのかたがたでシャクナゲを植樹します。

 シャクナゲはツツジ科の常緑低木
 石楠花と書き,シャク・ナン・ゲがなまったもの。

 もともとは高山性の植物で,石の間に生え
 南向きを好んだためらしい。

 日本にも数種が自生し,関東の辺ではアズマシャクナゲですが
 地元びいきというわけではなく,ツクシシャクナゲが美しい。

 深山に咲く神秘性から
 古くは神に捧げる木、忌み木とされました。

 「忌み木」とは
 一般の庭に持ち込む事を敬遠する木のこと。

 花言葉も
 威厳とか荘厳。

 葉にケイレン毒を含む有毒植物でもあり
 その関係でしょうか,危険とか警戒という花言葉も。

 そういえば,7年前の植樹の日に
 福岡西方沖地震がありました。

 植樹が終わったころ山鳴りがして
 驚いたものです。

 植樹をすると毎年
 当日のことが思いおこされます。

 修験道でも
 呪力のある花として尊ばれてきました。

 宝満山は、ツクシシャクナゲの名所として知られ
 むかしから全山薄いピンクの花を付けていたようです。

 英名はロードデンドロン
 ギリシャ語で「バラ色の木」という意味。

 バラが「花木の女王」なのに対して
 シャクナゲは「花木の王」と呼ばれ、海外で園芸化が進みました。

 いまでは庭木としてよくみかけます。
 一時期,乱獲されたようで,宝満山もそうとう被害にあったよう。

 そこで,宝満山を愛するボランティアのかたがたが
 シャクナゲの植樹をするようになりました。

 われわれもその流れなわけです。
 昨年までは一の鳥居のあたりに植樹していました。
 
 ことしは竈門神社の駐車場から
 すこし登った左手あたりに植樹しました。

 4月なかばころ登ると山中,いろいろなところで
 薄いピンクの花に出会うことができます。

 というわけで,いまの時期
 シャクナゲの花の写真をアップできません。

 どうしよう?と思っていたら
 竈門神社の社務所にギンヨウアカシアが生けてありました。

 ギンヨウ(銀葉)アカシアはネムノキ科の常緑高木。
 別名ハナアカシア、ミモザ。

 花言葉は,真実の愛、秘めた恋。
 竈門神社が縁結びの神さまだからでしょうか…。

              ちくし法律事務所 弁護士 浦田秀徳

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