夜叉神峠で「マークスの山」の捜査陣とわかれて
北上すると、鳳凰三山がそびえています。
薬師岳(2780m)、観音岳(2840m)と
地蔵岳(2764m)の三山です。
これだけ仏さまが並んでいるにもかかわらず
ずっと雨にたたられました。
いや、仏さまのご利益で、雷にうたれず
増水で足止めされず、無事、下山できたと考えるべきか?
鳳凰山の由来は、深田久弥さんの「日本百名山」(新潮文庫)
によると、つぎのような伝説が。
天平宝字2年(758年)5月、剃髪して法皇となられた孝謙天皇が
夢のお告げによって、遙か東国の早川の上流奈良田に遷居された。
天平宝字8年南都に還幸して重そされたが、それまで7年間奈良田に滞在
され、その地を山城国奈良に因んで山代郡奈良田と名付けられたという。
法皇及びその従者は奈良田滞在中に芦安から北の山に登られた。即ち現在
の鳳凰山であって、それは法皇山から来たものである。
そして今も残っている北御室、南御室、御座石などの名は
その当時の名残りだと伝えられている。
0 件のコメント:
コメントを投稿