2011年7月6日水曜日

 あなたなら、どうします?



 「新婚なのに、家に帰りたくなくなった。」
 あなたなら、どうします?

 「どうやら夫は仕事ができないらしい。」
 あなたなら、どうします?

 「どうやらうちの両親は離婚したがっているらしい。」
 あなたなら、どうします?

 「夫がUFOを見たと言い出した。」
 あなたなら、どうします?

 「結婚して初めてのお盆休み、それぞれの実家に帰省することになった。」
 あなたなら、どうします?

 「妻がランニングにはまった。」
 あなたなら、どうします?

 ちくし法律事務所に駆け込むほどではないけれど
 それなりに深刻な我が家の問題の数々、あなたなら、どうします?

 同僚、友だち、家族など身近な人たちと相談し、知恵を借り
 あるいは、励まし合って解決策を模索しますよね?

 奥田英朗さんの最新作・短編集「我が家の問題」(集英社)
 は、そんな人々の奮闘をユーモラスにあたたかく描いています。

 奥田さんには以前「家日和」という短編集がありましたが
 その続編という感じですね。なかでも、

 「どうやらうちの両親は離婚したがっているらしい。」
 問題に取り組んだ「絵理のエイプリル」。それから

 「妻がランニングにはまった。」問題に取り組んだ
 「妻とマラソン」が涙を誘われて、よかったと思います。

 お薦めします。
 みなさまもご一読ください。
 

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