2010年10月23日土曜日

 宝満山



 春はもえ秋はこがるゝかまど山霞もきりもけふりとそみる(清原元輔) 

 清原元輔は清少納言の父。
 歌人で百人一首の歌が知られる。
 
 ちぎりきなかたみに袖をしぼりつつ末の松山浪こさじとは

 かまど山は宝満山(830m)。
 肥後守(熊本県知事)になっているので、途中でたち寄ったのでしょうか。

 むかしの知事さんたちは職務はしらず歌なぞ詠んで風雅ですね。
 東国原さんたちも生ぐさい話はほどほどにして
 ときには歌なぞ披露していただければ
 ほ~っと思うのですが。

 「やば~い、やばくないこれ~。」

 山頂の景色に、山ガールたちの讃嘆のこえ。
 やばいのつかい方はちがっても、讃嘆のし方はちがわないみたいです。※

※いくらなんでもこれは「やばい」のつかい方として間違いと思いました。
 ところが、講談社「ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書Ⅱ」のオビに
 「やばいっ!
  まわりの景色が違ってみえます。」
 との用例が。
 やばいっ!

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