2025年11月25日火曜日

北陸路~越後路を旅して(3)宇奈月温泉

 

 小松駅から金沢、金沢から黒部宇奈月温泉駅まで北陸新幹線「つるぎ」で。残念ながら上空はガスがあり、立山・劔連峰は見えなかった。

 宇奈月黒部駅からすこし歩いて新黒部駅へ。そこからは富山地方鉄道で宇奈月温泉駅まで。前々から1度は訪ねてみたいと思っていた。

https://www.google.com/maps/place/%E9%BB%92%E8%96%99%E9%A7%85/@36.8476282,137.5069656,13.75z/data=!4m15!1m8!3m7!1s0x5ff7b11439c109b5:0x4b31d164f4ebecc1!2z5a-M5bGx55yM6buS6YOo5biCIOWuh-WliOaciOa4qeaziQ!3b1!8m2!3d36.8162422!4d137.5827916!16s%2Fg%2F121sfmfs!3m5!1s0x5ff7b6fad2bee879:0x22e23d0be2f09cf!8m2!3d36.7865568!4d137.6251564!16s%2Fg%2F122p7wg2?entry=ttu&g_ep=EgoyMDI1MTEyMy4xIKXMDSoASAFQAw%3D%3D



 宇奈月温泉は法学部の学生なら誰でも知っている。権利濫用に関する事件の舞台となったところだから。判例百選のトップであるし、民法1条の根拠となった事件である。



 宇奈月温泉の源泉は、黒部川を7.5kmさかのぼった黒薙温泉である。



 そこから木製の引湯管を利用して、湯を引いていた。


 対岸、黒部川流れの少し上にみえる線が引湯管である。ご覧のとおり、黒部峡谷沿いであり、峡谷沿いの土地利用は困難である。

 引湯管はだいたい有償・無償で借りた土地の上を通っている。が、2坪だけ他人の土地の上を無断で通過していた。その土地のオーナーが引湯管を撤去せよと訴えたのが本件である。

 大審院(最高裁の前身)は、オーナーの訴えは権利の濫用であるとして、これを退けたのである。

0 件のコメント:

コメントを投稿