若者2人が健脚であることもあり、こちらが花の写真を撮りながら進むこともあり、どんどん距離がひらいていく。広大でヒグマが徘徊する大雪山系のまんなかで一人になるのは心細い。だが、花の写真を撮りにきたのだから、遅れるのはいたしかたない。
高天原に入っていく。向こうに忠別岳、五色岳、化雲岳の形成するお鉢、そのまた向こうにトムラウシ山。雪渓と緑のコントラストが美しい。
大雪山を歩くのはヒグマがいて危ないでしょうと言われる。それはそう。でもこの美しい絶景と広大な開放感にも出会いに行きたいのだ。
エゾハクサンイチゲ。
ウルップソウ。
チングルマ。
高原沼分岐。ここを左に折れ、三笠新道をくだれば高原沼コースだ。しかしいまの時期、ヒグマが多数徘徊しているため通行禁止になっている。
大雪山系ではどこでヒグマに出会ってもおかしくない。だからといって全山通行止めにするわけにはいかない。だが、この道はヒグマに遭遇する危険が著しく高い。そのため通行禁止なのである。地元のプロたちが言うのであるから間違いない。
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