忠別岳を登る。暑い。北海道には梅雨がないはずだが、もはや温暖化の影響で暑いし湿度も高い。この日持ち運ぶ水の量を見誤り、軽い脱水症となってしまった。道半ばにして、すでにバテバテである。
ウコンウツギ(鬱金空木)。鬱金はカレーの色の素となっているターメリックのこと。飲み会のまえにお世話になる人もいるだろう。空木は枝が中空だから。
振り返ると忠別沼。とりかこむ雪渓の雪形は白馬か白龍か。背後は大雪山、左が旭岳、右が白雲岳。遥かにとおくきたもんだ。
ミヤマダイコンソウ。
忠別岳(1963m)登頂!山頂標識の向こうは、深い谷が切れ落ちている。
谷の向こうは化雲岳、その奥はトムラウシ山である。
北を望むと、右手に旭岳。手前の台地はなだらかで簡単そうだが、登山者が迷いこんで遭難し、何人もの死者を出している。その左手(写真の外)には忠別湖や旭川市街が見えている。ここは携帯電話が通じる。とりあえずここまでの無事をラインで連絡する。
忠別岳と五色岳の鞍部。忠別岳がせりあがる。疲れていたためか道迷いしてしまった。この右手をくだると避難小屋がある。水場があるので補給するか迷ったが、疲れていたので先に進むことにした。
五色岳の登りはハイマツの藪。バテてなんども休憩した。ときおりイソツヅジが慰めてくれる。
五色岳山頂部から振り返る。右手の忠別岳がはるか後方となってしまった。もう戻れない、先に進むしかない。
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