2023年1月25日水曜日

胃カメラ検査受診記

 


 胃カメラ(内視鏡)検査を受けた。先日の人間ドックで要精密検査となったためだ。

人間ドックでは、バリウムを飲んで造影したうえで胃X線検査だった。造影してはいるが、その所見は影にすぎない。なんか凸凹しているなぁぐらいな感じである。なので、胃の中を直接見ることができる胃カメラ検査が必要となった。

検査は受けたくなかったが、後にガンと判明したときの痛恨を思い、しぶしぶ予約の電話をかけた。年末だったため、年内には双方の都合で予約できず、年明けとなった。ガンだったら進行してしまうところだ。

前日午後9時から絶飲食。この時点から緊張がはじまる。あらためて受診案内をみると、人間ドックの紹介状を持参するよう指示がある。あした忘れないようにしないと。

検査医院は人間ドック施設の紹介による福岡市内の胃腸内科医院。予約は午前10時。15分前には受付を済ませるよう指示があった。検査結果の説明は午後0時を過ぎることもあると説明があった。検査時間は5分ほどらしい。2時間もなにをするのかな。

自分で検索した場所に行ってみると見当たらない。あらためて検索すると、北へ500メートルほどのところ。前の検索の際、住所を打ち間違えたようだ。時間がせまり、あせり走る。血圧があがってしまうな。はあはあ。

医院に着くと、はや4~5人が待っている。受診案内、紹介状と保険証を提出する。

問診票を書くよう指示される。ふむふむ。特に思い当たる自覚症状はない。人間ドックで要精密検査とされただけだ。これまで大病を患ったこともない。糖尿病等もない。人間ドックでは血圧やや高めだったが、その後の歩きや走りが効いたのか正常値になっている。待つこと30分。

問診。以前に胃カメラを飲んだことは2回(たぶん。依頼人にはそんな特異な経験の記憶はあるでしょうと言う。が、自分の記憶は意外とあいまいだ。)。直近は5年前か、一番最初は太くて飲み込むのに苦労した。いまのは別物らしい。またしばし待たされる。

看護師さんに呼ばれる。その指導で、ベッドに横向きに寝かせられる。口横にタオルがおいてあり、そこへ涎をたらすことになるなどと説明される。えっ、そんなぁ。

まず水様の薬を飲まされる。昨日から絶飲食なのだけれど、これは飲んでもいいのだろうか。

つぎに咽喉が麻痺するような薬剤を渡され、咽喉奥で保持するよういわれる。口に含んで、飲み込んでしまわないよう、咽喉の奥へ移動させる。このあたりでよいのだろうか、もうすこし奥までやったほうがよいのだろうか、でもこれ以上飲むと飲み込んでしまいそうだし、とあれこれ心配。医療機関の受診はなんにせよ、不安や心配だらけだ。

最後に点滴開始。眠剤らしきものを時々添加。●●添加しましたなどと医師に報告をしている。医師はちゃんと聞こえているのだろうか。心配。そうしているうちに意識が遠のく。・・・

気がつくと、どうやら検査は終わったらしい。胃カメラを飲ませるのに苦労した医療側は患者を寝かせて、その間に検査することを思いついたようだ。

またまた待つこと数10分。呼ばれて結果の説明を受ける。動画を見せられる。正常。すこし荒れていますが。ま、現代人で、弁護士やってて胃がなんともないという人もすくなかろう。勲章のようなものか。

記念なのか、検査実施の証明なのか、検査中の写真を数葉わたされる。名前が書いてあるわけでもないので、自分の胃かどうかはわからない。でもひと安心。ふう。

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