2023年1月19日木曜日

白銀の八ヶ岳縦走(2)

 
(阿弥陀岳、手前が中岳)


(阿弥陀岳山頂から赤岳)

(赤岳山頂から甲府盆地ごしに富士山)


(赤岳から横岳・硫黄岳・天狗岳・北八、蓼科山をのぞむ)

 3年ぶり行動制限のない年末年始、白銀の八ヶ岳縦走の2日目は赤岳鉱泉を出発。12本歯アイゼンとピッケルで雪山完全装備だ。体動がロボット化する。

中山に登ってくだって、30分ほどで行者小屋に到着する。行者小屋は土日開業している。テント泊した人たちも出発の準備をしている。

行者小屋からは地蔵尾根コースと文三郎道にわかれる。こんかいは後者を登る。夏場は階段やクサリ場となっているところが雪をかぶり、雪の斜面となっている。ところどころ階段やクサリが露出している。

そろそろ限界と思うころ文三郎分岐に着く。左に登れば赤岳、右に下れば阿弥陀岳だ。阿弥陀岳、その手前の中岳の姿が美しい。ことしは右へくだる。ぐっと下って、中岳へ登りかえす。

中岳を越えると阿弥陀岳の登りだ。急な登りで息が切れる。前回来たとき、この坂を女性が滑落したのをみたという登山者がいた。その記憶がよぎりドキドキする。

ようやく山頂だ。よい天気だ。絶景だ。山頂は青年と女性と3人だけ。青年と健闘をたたえあい、たがいに写真を撮りあう。かれは同じルートできて、今日帰るらしい。

しばらく休み、もときたルートを登り、文三郎分岐から赤岳に登る。急な岩稜で、右側が切れ落ちている。アイゼンとピッケルをきかせていけば、それほどの危険は感じない。

岩場をはいあがると、赤岳山頂だ。反対側きたグループなど10人くらいで混雑している。外人さんもいる。かれに写真を撮ってもらった。山頂からは甲府盆地こしに富士山が見えた。どこから見ても美しい。心が躍る。

しばらく絶景を堪能したのち北へむかっておりる。北側にはきょう泊まる予定の赤岳展望荘が見えている。その先が地蔵の頭。

そこを登ると横岳である。横岳から先、きのう登った硫黄岳も見える。その北はみどり池から見えた天狗岳だ。双耳峰である。

その先には北八ヶ岳、蓼科山まで八ヶ岳の全貌を望むことができた。

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