2012年7月2日月曜日

ネムノキ by.福岡県筑紫野市の弁護士ブログ



 休明けの月曜はなんだか眠い
 ということでネムノキ(合歓木)。

 ネムノキは,眠むの木
 夜になると葉が閉じることから。

 夜に葉が閉じることから
 夫婦の夜の営みを連想させたよう。

 漢字名の「合歓木」は、中国において
 夫婦円満の象徴とされていたことから。

 梅雨の季節,きれいな花を咲かせています。
 (淡紅色の長く美しい部分はおしべ。)

 その美しい姿や葉の性質からでしょう
 花言葉は,歓喜,胸のときめき。

 一見,南国の花のようですが,古くから日本にも自生。
 その証拠に『万葉集』から。

  昼は咲き 夜は恋ひ寝る 合歓木の花
   君のみ見めや 戯奴さへに見よ

             紀 女郎

 戯奴(わけ)というのは
 目下の人を呼びかける言葉。

 年上の人妻・紀女郎が若き大伴家持に贈った歌
 元祖金妻ものでしょう。

 大伴家持が万葉集の編纂にかかわったとすれば
 懐かしくおもって採ったのか,自慢しながら採ったのか?

 すこしくだって
 『おくの細道』から。

  象潟や 雨に西施が ねぶの花

                   芭蕉

 象潟(きさかた)は秋田県の地名
 鳥海山の山体崩壊によってできた景勝地。

 西施(せいし)は古代中国の美女の一人
 芭蕉の時代にも,秋田の女性は美人が多かったのでしょうか?

  ※すみません。誤字のご指摘をいただきました(訂正済み)。
  ご指摘ありがとうございます。

  これも鳥海山に未登が原因と考え
  ぜひ近いところで登りたいと決意をあらたにしました(笑)。

         ちくし法律事務所 弁護士 浦田秀徳

1 件のコメント:

  1. 振り仮名のまちがいを発見。(きさかた)です。
    今日から暑くなるそうで、お身体お大事に!

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