2011年4月28日木曜日

 「婚前特急」か「GANTS」か?


 映画は大好きでよく観ますが
 時間に余裕のあるなしで、次の3つの観方になります。

 ①観たい映画を観に行く
 ②映画館に行き、複数のなかから気に入ったものを観る
 ③限られた時間で観れるものを観る

 この間ゆっくり映画を観る暇がなかったせいで
 ③のやり方ばかりで3本の映画を観ました。

 筑紫野イオンのワーナー・マイカル・シネマズで
 「漫才ギャング」。

 天神ソラリアシネマで
 「婚前特急」。

 それからJR博多シティのT・ジョイ博多で
 「GANTZ PERFECT ANSWER」。

 ③のやり方なので、たまたまなのですが
 後の2つで吉高由里子さんが出演していました。

 旬なのでしょうね
 テレビドラマ「ラブシャッフル」のときからのファンです。

 震災復興応援のサントリーの最近のCM、多数の芸能人が
 「上を向いて歩こう」(H篇)を歌うやつで、トリをつとめていました。

 彼女は「婚前特急」と「GANTS」で
 まったく対照的な役柄を演じ分けていました。

 前者は、5人の男と同時につきあう(5股)わがままな女で
 後者は、主人公に一途なかわいい女性。

 なのに、前者「婚前特急」の吉高さんのほうが魅力的でした。
 なぜなんでしょうねぇ。

 スコット・フィッツジェラルドは、このような・どちらかというと
 愚かと思える思考パターンをこう表現しています(村上春樹訳)。

 「僕のこの思いはこのクリーンでひきしまって、いくぶん深みを欠き、
 懐疑主義を通して世界とかかわる女性だけに向かっていた。」

 こういう女性に惹かれていると
 結婚後の波乱と不幸が十二分に予想できるわけです。

 それでもそういうふうに遺伝子がプログラムされているとすれば
 そのような人生の方が波乱に富んでいて面白いからかも。

 たしかに「姫と王子は幸せに暮らしましたとさ」
 という筋立てでは、結婚後の人生は退屈かも?
 

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