南岳山頂からクサリ場を経て、材木岩辺りから急坂を下ると
杉の大木が林立するようになります。
そんななか
ひときわ巨きな杉がこの「鬼杉」です。
はじめてこれをみた連れは
大きすぎて、何度説明しても分からなかったほど。
樹高38m、幹周1240cm
樹齢1,200歳(推定)
惜しいことに台風で上部が折れており
そのまえは60~70mあったともいわれます。
森の巨人たち百選(日本全国の国有林の中から直径1m以上の樹木や
地域のシンボルになっている樹木のなかから選定したもの)の一つ。
屋久島の縄文杉は樹高25m、幹周1639cm
なので、幹周ですこし負けています(勝ち負けじゃないけど)。
鬼がこの山を退散する時に、持っていたスギの杖を地に突き刺したのが
芽を出して、このような大木になったそうな。
1200年前といえば810年ころ
平安時代の初め、「薬子の変(平城太上天皇の変)」がおこった年。
そのころ活躍した坂上田村麻呂には鬼退治の伝説がありますから
日本にもまだ鬼がうようよいたのでしょう。
たしかに、鬼杉は超自然的な精気にみち神秘的
パワーをもらいました。
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