2011年4月6日水曜日

 アセビ



 アセビ(馬酔木)

 変わった名前ですが
 有毒成分を含み馬が食べると酔って足がなえることから。

 やっぱり、きれいな花だからといって
 うかつに食べると、危ないんですねぇ(馬のはなし)。

 花言葉は「犠牲」「二人で旅をしよう」「清純な心」

 九重山にはアセビの群落がたくさん見られます。
 二人で山にのぼろう!ということでしょうか?ただし清純な心で。
 
 「万葉の時代から日本人に愛されてきた」とか
 ほんとうでしょうか?

 たしかに、万葉集には詠まれています。 
  
   わが背子に わが恋ふらくは 奥山の

                あしびの花の 今盛りなり

                        詠み人知らず

 また俳人・水原秋桜子らが大正7年に「馬酔木」を創刊しているので
 大正~現代の日本人が愛してきたとの証拠もありそう。

 では、その間の平安~明治の日本人も
 アセビを愛してきたのでしょうか?

 そんな証拠があるかどうか知りません。
 でも民法にはこんな規定があります。

  前後の時点において占有した証拠があるときは
  占有は、その間継続したものと推定する(186条2項)。

 この規定を本件に類推適用できれば、万葉の時代~現代の日本人が
 ずっとアセビを愛してきたといえるかもしれません。
 

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