事務所の裏山に登る坂道の途中、オオイヌノフグリが
咲いています。
ゴマノハグサ科クワガタソウ属の越年草
書くか書くまいか、迷っていました。
先日、朝日の天声人語に紹介されていたので
ま、いいかと。
馬酔木、馬の足形など花には変わった名前が多いのですが
これほど不名誉な名前もめずらしい。
そのわけは、オオイヌノフグリを漢字にすればわかります
大犬の陰嚢。実の形が雄犬のそれに似ていることから。
かの「日本の植物学の父」牧野富太郎博士(1862~1957)
の命名にかかります。
ヨーロッパ原産、明治になって帰化した植物
明治20年(1887)の春、博士がお茶の水で発見
花に人権があれば
名誉毀損の裁判で博士に勝訴できたでしょう。
この可憐な花をみて、誰しもが可愛そうと考え
名誉回復をはかろうと、いろんな別名が考えられています。
瑠璃唐草、天人唐草、星の瞳…
みなさまも、ひとつ考えあげてください。
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