福岡空港から新千歳空港へ向かう機窓からの景色のつづき。能登半島を通過し日本海上空から。
中央、雪をかぶっているのが後立山連峰。白馬、五龍、鹿島槍などの日本百名山が見えている。白馬と唐松の間は、縦走するのに苦労した不帰ノ嶮だ。稜線の左(北)端は、糸魚川、その手前(西)側は親知らず子知らずのあたり。
稜線の向こうは白馬村、フォッサマグナの落ち込み。糸魚川静岡構造線がくっきり。最奥に富士山が見えている。
しばらくすると、佐渡島が横たふ。南端の沢崎、宿根木あたりが見えている。日本海をはさんで向こうは新潟市街である。機窓からだと数センチだが、ジェットフォイルで1時間、フェリーで2時間の旅だった。
またしばらくすると、雪をかぶった秀峰が見えてきた。鳥海山だ。その左手前(北西)側は象潟である。400年ほどタイムスリップできれば、あそこで芭蕉に出会えるかもしれない。右手には月山が見えるはずだが、雲海に隠されてよく見えない。
機窓から風景をみるだけで、過去の山行や旅がつぎつぎと思い出されて、旅情はたかまるばかりだ。
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