2024年8月20日火曜日

大雪山・旭岳~トムラウシ山縦走(6)

 

 熊ガ岳をさらに東に進むと間宮岳、2185m。樺太を探検、島であることを確認し、間宮海峡を発見したことで知られる間宮林蔵にちなんで命名されたとされる。山といえば円錐形をイメージするが、どこまでも平らな山である。 


 大雪山の中央部はお鉢状になっている。とにかく広大。
 右奥に見えているのが北海岳。そこから時計回りに松田岳、いまいる間宮岳。さらに左手に中岳、北鎮岳。正面奥に桂月岳と黒岳である。桂月岳は、明治の文芸評論家である島村桂月にちなんで名付けられた。
 黒岳を下るとリフト、ロープウェイを乗り継いで、紅葉で有名な層雲峡に達する。


お鉢の中央部はお鉢平。3万年前の爆発的噴火により生じたカルデラ火口である。雪渓と山肌とハイマツの緑のコントラストが美しい。いまも有毒ガスが噴出しており、立入禁止になっている。


お鉢は、時計回りにも反時計回りにも、周回することができる。トムラウシ山まで縦走するのであれば、反時計回りに北海岳まで行かなければならない。しばらく行って振り返ると、間宮岳。


ダイコンソウ


お鉢は複雑な火山活動により形成されており、カラフルな地質なところもある。本格シーズン前のせいか、他の登山者とはほとんど行き会わない。


イワウメ


お鉢を1/4周して、北海岳山頂に着いた。北海道の北海岳、2147m。お鉢のむこうに北鎮岳が望める。とても雄大な絶景だ。

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