2022年7月5日火曜日

宝満山頂での歓談

 

 先週末は、怪鳥会によるアルプス練習登山の第2回。宝満~若杉縦走に代えて、宝満~前砥石往復8時間コースにした。

平地では30度超えの真夏日がつづき、屋内でも熱中症になる人が続出していた。そのような過酷な暑さのなか、8時間も山歩きすれば熱中症になる危険性もます。

そこで朝6時、竈門神社の登山口に集合し、4人での練習となった。普通ならペットボトル1本で足りるところ、ポカリスエットはじめ4本のペットボトルを用意した。

登山口にある池では、アカショウビンが鳴いていた。特徴のある声だから、間違いないと思う。

午前中はときおりさわやかな風が吹き、たすかった。宝満山頂はよい天気で、筑後平野方面はすばらしい眺望と景色だった。有明海付近はうすくもやがかかっているものの、そのうえには雲仙が鮮やかに見えていた。

この日、三郡山のあたりで、佐賀から来たという70歳前後のご婦人とご挨拶した。三郡から先へは行ったことがないというも、装備と足取りはしっかりしていた。

宝満山頂でふたたびお会いし、しばらく歓談。案の定、7月には黒部五郎、9月には槍ヶ岳に登られる予定だそう。いずれもソロ。お連れ合いも山をやっていたそうだが、お亡くなりになったのだとか。

いまどき小屋の収容人数が半減されているため、ハイシーズンは予約がとりにくい。ひとり電話をかけまくって、ようやく鏡平、黒部五郎の各小屋の予約ができたらしい。われわれも昨年おなじ山に登ろうとして予約ができなかった体験を話す。

70歳になり、ひとり練習し、ひとりで黒部五郎をめざす。かっこいい。話しぶりもおだやか。ながいあいだ山を歩いてきた経験の裏打ちを感じる。

われわれもああありたいと感銘を覚えた。

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