間宮岳からお鉢を反時計まわりに南へ行く。途中で振り返ると、なだらかな間宮岳に雪渓がゼブラ模様についていて美しい。
お鉢のうえは乾燥したザレ場で、大きな植物は生育していない。そうした環境でも、黄花のスミレがしたたかに生きている。ときには群落を形成している。
お鉢を北海岳まで行き、右折し、しばらく南下すると正面が白雲岳である。大小の岩がゴロゴロしている。ナキウサギのかっこうの住処だ。ときおり、キュッと鳴き声がする。
白雲岳の東側を巻くと、まもなく小高い丘のうえに白雲岳避難小屋が見えてくる。背後にはトムラウシ山の絶景が輝いている。大雪の広大さを実感するショットだ。
避難小屋の手前は白雲岳からの雪渓が雪解けした池塘になっている。そこにはエゾのリュウキンカの花畑になっている。
エゾノリュウキンカの実物を見たことがない人も、六花亭の紙袋に描かれたこの花を見たことはあるのではないでしょうか。https://jp.mercari.com/item/m40672603904
そしてそうしたおいしい雪解け水や花畑の植物をめあてにエゾシカたちがやってくる。この2頭は兄弟のようだ。さてなぜでしょう?
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