2013年4月3日水曜日
久方の光のどけき春の日に
みなさま
花見はおすみですか?
ことしの花見は
いかがでしたか?
福岡での花見の時期はすでにすぎ
残った花もはらはらと散り敷いていってますね。
うちの事務所では
先週の火曜が花見でした。
昼休みに
裏山の二日市公園で。
もう恒例で
なん年もやっています。
フェイスブックで報告したら
OGの方々も懐かしんでいました。
単発的な行事は忘れても
恒例の行事はやはり覚えているものでしょう。
みなさまの職場や家庭にも
恒例でやってますか?
さて,花見をしながら詠んだ和歌を一首
といいたいところですが,できません。
代わりに,小倉百人一首にある
桜の歌をご紹介しましょう。
花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに
小野小町
久方の 光のどけき 春の日に
しづこころなく 花の散るらむ
紀友則
いにしえの 奈良の都の 八重桜
けふ九重に にほひぬるかな
伊勢大輔
もろともに あはれとも思え 山桜
花よりほかに 知る人もなし
大僧正行尊
高砂の 尾上の桜 咲きにけり
外山の霞 立たずもあらなむ
前中納言匡房
花さそふ 嵐の庭の 雪ならで
ふりゆくものは わが身なりけり
入道前太政大臣
以上6首
のようです。
花見はいにしえの奈良の都のころよりの
恒例行事だったようで。
うち半分は,散りゆく桜に
わが身を重ねたもの。
そのような花見こそが意外と
通の見方なのかもしれません。
そうだとすると,花見の本番は
「いまでしょ!」。(なのか?)
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