2012年9月6日木曜日

『サラダ好きのライオン』by.福岡県筑紫野市の弁護士



 せんじつテレビをみていたら
 こんな問題がありました。

 「麻(あさ)の中の蓬(よもぎ)」
 とは,どういう意味でしょう?

 みなさんはご存知?
 はずかしながら,ボクはわかりませんでした。

 人は善良な人と交われば自然に感化を受け
 だれでも善人になる。

 蓬のように曲がりやすいものでも
 まっすぐな性質の麻の中に入って育てば曲がらずに伸びる。

 「荀子」勧学の「蓬麻中に生ずれば扶(たす)けざるも直し」から。
 なのだそう。

 そもそも日常生活でヨモギはみますが
 麻なるものはみませんからねぇ。

 麻も,快刀乱麻というぐらいだから
 乱れたイメージだったし…。

 「朱に交われば赤くなる」
 なら知っているんですが…。

 それでは第2問。「サラダ好きのライオン」
 とは,どういう意味でしょう?

 村上春樹さんの『サラダ好きのライオン』(マガジンハウス)
 によると,とても珍しいことのたとえ,らしい。

  眠れない夜は僕にとって,
  サラダ好きのライオンくらい珍しい

 という使い方をするらしい。
 へ~。知りませんでした。

 人生,50を過ぎても
 まだまだ知らないことだらけです。

 ライオンといえば肉食系
 (肉食系という言葉もさいきんは意味が変わってきつつありますが…)

 そんなライオンなのに,サラダ好きというのですから
 珍しい存在なのでしょう。

 それはともかく,眠れない夜がサラダ好きのライオンくらい珍しい
 というのは羨ましい。

 小説家といえば,書けなくて夜も悶々,昼夜逆転…
 かと思いきや,さすが村上さん(なれなれしい?)。

 ボクは家ではまずまず眠れますが
 枕が変わるとダメ。

 とくに山小屋。ことしも白馬や槍の小屋に泊まりましたが
 安眠とはほど遠い。
 
 白馬では一枚の布団に3人のところ2人となり
 なんとか眠れるかなと思いきやダメでした。

 途中,2人で一枚の布団が使えそうになったのに
 隣の男性が彼女を呼んだので,やはり1枚で3人に。

 なんちゅうことを…。

                   弁護士 浦田秀徳

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