福岡市博物館でやっている
「能のかたち」展をみてきました。
小面,般若,中将などのなどの能面
唐織,長絹,厚板などの衣装,その他。
能面にはおどろくほど種類があるものです。
よく「能面のよう」と無表情の典型のようにいわれますが。
実際は目や口のわずかな変化により
神,人,獣や聖,俗それから喜怒哀楽をさまざまに表現。
このような細やかな表現を知ると,日ごろ
人間の表情についてどれほど把握しているのか心配になります。
アフリカの人たちには
虹が2色にしか見えないと聞きます。
それに対して,日本人には
虹は七色に見えます。
これは日本が四季の変化にとんでいて
細やかな色の変化にセンシティブだからだそう。
人の表情や,その変化についても
おなじことがいえるのでしょう。
他人の感情の変化に鈍感な人には
喜怒の2種類の表情くらいしか読み取れない。
でも敏感な人には
それこそ無数の微妙な感情のさざなみまで読み取れる。
眉のかすかな動き,唇端のあるかなきかの傾きなど
読み取れるのではないでしょうか。
またまた奥の深い世界に触れました。
世のなか,知らないとがいっぱいです。
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