2012年9月24日月曜日

「能のかたち」,(福岡の弁護士事務所ブログ)



福岡市博物館でやっている
「能のかたち」展をみてきました。

小面,般若,中将などのなどの能面
唐織,長絹,厚板などの衣装,その他。

能面にはおどろくほど種類があるものです。
よく「能面のよう」と無表情の典型のようにいわれますが。

実際は目や口のわずかな変化により
神,人,獣や聖,俗それから喜怒哀楽をさまざまに表現。

このような細やかな表現を知ると,日ごろ
人間の表情についてどれほど把握しているのか心配になります。

アフリカの人たちには
虹が2色にしか見えないと聞きます。

それに対して,日本人には
虹は七色に見えます。

これは日本が四季の変化にとんでいて
細やかな色の変化にセンシティブだからだそう。

人の表情や,その変化についても
おなじことがいえるのでしょう。

他人の感情の変化に鈍感な人には
喜怒の2種類の表情くらいしか読み取れない。

でも敏感な人には
それこそ無数の微妙な感情のさざなみまで読み取れる。

眉のかすかな動き,唇端のあるかなきかの傾きなど
読み取れるのではないでしょうか。

またまた奥の深い世界に触れました。
世のなか,知らないとがいっぱいです。

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