『謡曲・狂言』(2)
『謡曲・狂言』の〔狂言〕のほうは
『末広かり』,『千切り木』,『蟹山伏』の3作。
狂言は,いまでいうと
漫才やコントにあたるのでしょう。
崇高な霊的体験,愛や感動もいいけど
人間やはり下世話に楽しく笑いたい。
それが能とはちがう
狂言の存在理由でしょう。
ボケ(太郎冠者)とツッコミ(主人)の役割分担も
やっぱり必要。
絵画や写真で光と影のコントラストが
表現を生み出すように。
日常的,一般的な通念や権威を非日常的,特殊的に
ズラしたりひっくり返していく。
そこに笑いが生まれる。
なんかこっちの水のほうがあってるなぁ。
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