2012年2月24日金曜日

トンネルのむこうは









 台湾で最初(正確には桃園空港のつぎ)に訪れたのは
 九份(きゅうふん)。

 台北よりさらに北
 港町・基隆にちかい山あいの町。

 雨にたたられましたが
 懐かしい雰囲気をあじわいました。

 以前来たときは案内されず
 こんかいがはじめて。

 それには宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』
 (2001年)のヒットが関係しています。

 19世紀末から金鉱の町として栄え
 1971年の閉山により急速に衰退(炭鉱町のよう)。

 歌手・一青窈の父親は
 ここの元金鉱主だとか。
 
 1989年,映画「悲情城市」(侯孝賢監督)のロケ地になり
 再び脚光を浴びるようになりました。

 ノスタルジックな風景に魅せられた若者を中心に
 多数の人々が訪れるようになったよう。

 宮崎監督も「悲情城市」をみたのでしょうか
 この地を訪れ,『千と千尋の神隠し』の舞台のモデルとしたとか。

 狭い路地に土産物屋と食物屋が連なる基山街をひやかしたあと
 右手におれて,急坂をしばらくいくと右に阿妹茶酒館。
 
 湯婆婆が経営する、八百万の神が体を休める湯屋「油屋」
 のモデルだとか。

 トンネルのむこうは
 懐かしい町でした。

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