2011年12月6日火曜日

「我が敵は我にあり」



島田紳助さんが暴力団との交際を報じられて
芸能界を引退しました。

別に引退までしなくていいんじゃないの?という意見の人は
これまで暴力団に脅された経験のない幸せな人生だったのでしょう。

やはり一度でも暴力団に暴力をふるわれたり脅されたりした人は
当然のことと受け止めたことでしょう。

芸能界や放送業界が暴力団との関係を断ち切るということは
避けられないことだと思います。

よくある手法ですが、あるキャンペーンをおこなう際に
象徴的な事例をとりあげることがおこなわれます。

(そのようなキャンペーンをおこなって世論操作をすることの
是非はここではおきます。)

島田紳助さんの事件も、誰かが一罰百戒的な効果をねらって
演出したのかもしれません。

紅白出場に当たり、芦田愛菜ちゃんに、暴力団とは関係ないと
誓約書を書いてもらうのも、ま、そういうことでしょう。

と、対岸の彼女の対岸の火事と思ってブラウン管をながめていたら
此岸まで火の粉がとんできました。

2件の貸家オーナーさんから、自分の店子が暴力団関係者なので
貸家から立ち退きを求めたいと相談があったのです。

オーナーさんたちがそう考えられた経緯は
こうです。

福岡県でも暴力団排除条例を制定し(平成22年4月施行)
1 暴力団の排除に関する基本施策

2 青少年の健全な育成を図るための措置
3 事業活動における禁止行為

4 不動産の譲渡等に関する遵守事項
を定めています。

これにより、暴力団排除協定・措置として、暴力団構成員が
事業経営に参画していることを自治体に通報、HPに公表。

これをマスコミが報道しますから
事実を知った大家さんがビックリして相談に来られます。

不動産の譲渡等に関する遵守事項のなかに
暴力団事務所としての使用が判明したときは解除に努める、とも。

大家さんとしては
自分の物件から暴力団を「排除」せざるを得なくなるわけです。

(すみません。始業時間になりました。続きはまた)

※本稿の表題は島田紳助さん作詞曲のタイトルより

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