2011年12月1日木曜日

天城越え


 (江ノ島からみた伊豆半島~箱根・富士山)
 
 修繕寺といえば、一度いきました。
 もちろん山登りのため。天城山に。

 なんの用事だったでしょうか東京で会議を終え
 新幹線に乗り込み、三島まで。

 そこから伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り換え
 修善寺へ。

 すでにとっぷりと暮れていたので
 素泊まりの宿を確保し、とりあえず近所で食事。

 駿河湾だったか相模湾のほうだったか
 地物の魚がおいしい。

 弘法大師、源氏、漱石らの史跡がありますが
 すでに暗いし明日にそなえ、そうそうに温泉に入り早寝。 

 翌朝はバスで旧天城街道を南下し
 湯ヶ島をへて天城峠バス停まで。

 手前に浄連ノ滝がありますが
 時間の関係でおしくもパス。

 天城越えは、この天城峠を越える旅路のこと。
 伊豆市から河津町へ。

 石川さゆりさんの歌、川端康成の『伊豆の踊子』や
 松本清張の『天城越え』の舞台となっています。

 『伊豆の踊子』はなんども映画になっていますが
 われわれにとってはなんといっても百恵ちゃん。

 温泉から出てきて手をふるハイライト場面は
 若き日の川端康成でなくとも心を奪われたことでしょう。

 いまの道路では新トンネルしか通過できませんが
 トンネル入口の左手から山道をのぼると旧トンネルがあります。
 
 カラオケで歌っていて画面に出てくるのは
 こちらの旧天城トンネルの方。風情があります。

 天城峠はそれからさらにきつい山道を
 のぼったところです。

 そこから稜線にそって小岳、万三郎岳、万次郎岳へ
 天城山といっても、その名の山はなく、これらの集まり。

 最高峰の万三郎岳でも1,406mで
 九重山より低く、なだらかな山容です。

 でも自然がほんとうに豊かで楽しいコース
 頭のなかをずっと「天城越え」が流れていました。

 ♪ 隠しきれない移り香が
  いつしかあなたにしみついた…

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