2011年9月20日火曜日

 不幸を乗り越える魔法の言葉



 連休はあまり出歩かないようにしているのですが
 利尻岳&十勝岳に登るため、北海道に行きました。

 帰りの千歳空港で後悔しました。
 あ~そうやった、連休はこれだから。

 まずチェックイン、手荷物預けに長蛇の列
 それが終わったらこんどは保安検査場にも。

 ふだん旅慣れない人たちが大勢なので
 なにをするにも時間がかかります。

 長蛇の列ができると、乗り遅れそうな人を先に通すようになるので
 さらに列は進まず。

 そんなこんなで
 千歳空港を大幅に遅れて出発。

 機内でキャビン・アテンダントが話しかけるので
 なにかと思いきや、乗り継ぎ便がぎりぎりなので急ぐようにという話。

 乗り継ぎ便は羽田空港→福岡空港の最終便なので
 これを逃すと後がありません。

 でも千歳で乗り継ぎ便にもチェックインをすませていたので
 待ってくれるだろうとタカをくくっていました。

 ところが、羽田着が20時ちょうど
 地上係員によると、待たないで出発したとか。

 乗り継ぎは私と2人でした。
 もう一人の男性も途方に暮れられていました。
 
 地上係員の説明によると、22時発:北九州空港までのSF機に乗るか
 羽田近辺のホテルに宿泊して翌朝早い便に振り返るか…。

 北九州着は23時45分の予定
 公共交通機関はもうないとか。

 千歳の遅れが不可抗力なので、交通費も宿泊費も出ない
 すみませんと、地上係員はいっしょう懸命謝罪。

 千歳の遅れが不可抗力なのか?
 不手際ではないのかと怒りの言葉が脳内をかけめぐりました。

 私は、明くる朝一番の仕事を休めないので
 ちゅうちょすることなく北九州行きを決断。

 もう一人の男性は
 羽田に泊まるといわれました。

 さっそく北九州までのSF機の予約をしてもらうと
 北九州上空の天候不良のため羽田引き返しありの条件つき。

 度重なる不運に
 さすがにため息が出そうになりました。

 ですが、地上係員がひたすら謝っているので
 こんな仕事大変だなぁと思う気持ちのほうが強くなりました。

 そこで「ごくろうさま。ありがとう。たすかりました。」と
 声かけをしました。

 すると、それまでたまっていたフラストレーションがなぜか
 消失、さわやかな気分になったのでした。

 言葉の力はすごいと思います。怒気を含む言葉を発していれば
 のちのちまでいやな気分だったでしょう。

 それをぐっとこらえて前向きな言葉をかけることで
 自分の気分までよくなるのですから。
 
 SF機を待つあいだも、引き返した場合、羽田からの公共交通は
 もうありません…とここでも心配なことを繰り返しています。

 でも先ほどのポジティブな声かけをしてから
 なぜか運気が回復したような気分に。

 北九州空港にも無事着陸できました。
 家に帰り着いたのは深夜2時でしたが、爽快な気分のままでした。
 

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