2011年9月15日木曜日

 雲海に沈む夕日



 金峰山小屋からのぞむ
 雲海に沈む夕日です。

 右手、雲間にみえている山塊は
 八ヶ岳連峰です。

 夕日や紅葉をみると、感動したり
 もの悲しくなったりするのは、なぜでしょう?

 太古、狩猟採集時代の記憶が
 呼びさまされるからでしょうか?

 これから夜になり
 人類にとっては危険な夜がはじまることへの畏れ?

 それとも、ミレーの「晩鐘」に表現されたような
 農耕時代、一日のなりわいを終えることができた神への感謝?

 航空機が存在しなかった、むかしの人は
 誰もが雲海を見ることができたわけではないでしょうね。

 おそらく修行のために高山に登った
 修験者や宗教者、それに猟師らが見ることができただけしょう。

 これらの人たちが雲海に沈む夕日を見て
 ハイヤーパワーの存在を体感したことは間違いないでしょう。

 私も体感しました。
 そして感謝しました。

 かぎられた人生であと何度体験できるかわかりません。
 でもまた来たい、体験したい、と強く祷りました。
 

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