2010年9月13日月曜日

 7年目の負債整理



 とても暑い夏休み、BSでマリリン・モンローの「お熱いのがお好き」をやっていました(お暑いのは苦手)。
 モンローは子どものころなんということはなかったのに、なかなかに魅力的でした。年は人の好みを変えるのでしょうか。 


 その暑い夏、7年越しの負債(借金)整理ができました。

 借主は行方不明。依頼人は連帯保証人で物上保証人。物上保証人とは不動産を担保として提供している人のことです。
 債権者は大手サラ金業者で、負債の残額は約250万円。
 依頼人は大病を患い働けない状態で、支払能力はゼロでした。

 担保となっている不動産は山間にあり市場性なし。でもこれを売って整理資金をつくりだすしかありません。
 当初、売却手数料などを差し引いてもいいように300万円くらいで売りに出しましたが売れません…。

 どんどん値を下げていき、一時、180万円くらいで買い手がつきました。「この値段でしか売れないので、残金は免除して。」と交渉しました。
 債権者は元本割れを認めず、残債務を分割で支払えとの態度でした。
 売買は流れました。時も流れました。

 (中略)

 そうこうしているうちに7年が過ぎました。
 見かねた関係者が100万円で土地を買ってもよいと申し出られました。180万円で整理できなかったものが100万円で整理できるのか?ダメもとで申しいれてみました。どういうわけか、決済がおりました!100万円を支払うだけで、利息・損害金はもとより残りの元金もすべて免除。こうして解決することができました。

 モンロー作品に「7年目の浮気」があります。7年たてば人の恋も冷める。法人にあっても冷静な判断ができるようになるのでしょうか?それとも暑さのせい?それともラッキー・セブン?
 ともあれ、よかった。
                                   やま

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