武奈ヶ岳をくだる。まずは登ってきた御殿山方面が見えている。
2024年4月26日金曜日
怪鳥会の春遠征(3)武奈ヶ岳(2)
武奈ヶ岳をくだる。まずは登ってきた御殿山方面が見えている。
2022年4月20日水曜日
傾山遠征(3)ー下山
傾山のセンゲン尾根へ下ること1時間、九折越に。前回とちがい、明るいうちにたどり着くことができた。キャンプ場と無人小屋がある。誰もいない。この日は終日、他の登山者に会うことはなかった。
まずは水場へ向かう。宮﨑方面へくだるくだる。こんなに遠かったかな。ようやく見つけた。ななんと水場は涸れていた。試行錯誤のすえ、わずかな流れにパイプを挿して、なんとか水を確保することができた。煮沸必須である。
小屋に入る。誰もいない。3人で三隅をぜいたくに占拠する。灯りはなく、持参のヘッドランプだけが頼りだ。お湯を沸かし、夕食づくり。荷物軽量化のためレトルトのドライカレーと豚汁、そしてお茶。
食後はなにもすることがないので就寝。エアマットを膨らませ、寝袋に入る。明日の予想気温は2度だったので、着込めるだけ着込む。
前回来たときは、シカの群れが周辺を駆け回り、ひづめの音が響いていた。シカの食害対策が進んでいるせいか、今回、シカの気配はない。
その代わり雨だれの音が大きく響く。夜半、風が強くなり、山を鳴らした。
目が覚めると0時過ぎ。窓からは月明かりが煌々と照らしていた。明日は予報どおり、風は強いものの晴れるようだ。最近の天気の的中度はすごい。
翌朝、祖母山へ向かうかどうか議論する。気温2度、風速18メートル。体感温度はマイナス16度である。稜線上の風と寒さは厳しく、低体温症が心配された。われわれは大事をとって下山することにした。
下りは九折コース。コースタイムは2時間35分。稜線上は風がきつかったが、ほどなくおさまった。右手の尾根上にヤマザクラ、アケボノツツジが咲いている。
さらにオオカメノキも花をつけている。きのうはまったく展望がきかなった。きょうは傾山の坊主頭が望める。ヤマザクラ越しの撮影。ブナの新緑がまばゆい。苔も新芽だろうか、文字どおりモスグリーンに輝いていた。
山が深い、谷も深い。浸食がすすみ、勾配もきつい。油断すると転げ落ちそうだ。右手ふかく谷川の音が響く。下山するにつれ、それが近づいてくる。
この日、登ってくる登山者は3グループ4人だった。彼らの安全を祈る。福岡から遠いし厳しいので、多くの人が登れる山ではない。玄人向きの山である。
山懐の深さに比例して、わが心の奥深くまで沁みた。来年もまた来たいものだ。
2013年5月10日金曜日
『黄金の騎士団』
(オオカメノキの花
花言葉 黙っていても通じる私の心)
知りあいのなかには
先に結末を読むという人が何人かいる。
サスペンスだろうが一般だろうが
おかまいなしに結末を読む。
そうしないと
落ち着いて本など読めないというのだ。
これは作者泣かせな
読者たちであろう。
小説にかぎらず,芝居やなんかもいかに視聴者を
ハラハラドキドキさせるかが勝負だから。
最後にカタルシスが訪れることにより
あ~面白かったとなるのであろう。
それが
だいなしである。
しかし,面白かった作品を
2度読むということはある。
この場合は,結末が知れているわけだけれど
やはり面白い。
結末が知れていることは
必ずしも作品を楽しむ障害にはならないわけだ。
そういえば昔の映画は
先に結末を知って,そこに至る筋を観ることがあった。
昔の映画館は,いまのように入れ替え制ではなく
途中入場もできるし,何度でも同じ作品を観てもよかったから。
(昔の映画館はかくて,細切れの時間でも
映画を楽しむことができた。いまはそうはいかない。)
たしかに
それでも面白かった。
こういう観方の面白さは
伏線がよくわかることだ。
最初から順に観ていくと
結構,伏線を見逃しているものだから。
さて,話を戻して
結末を先に読みたい人泣かせな小説である。
井上ひさしさんの
『黄金の騎士団』(講談社)。
未完。
井上ひさしさんの遺作のひとつ。
結末を先に読もうにも
結末がない。
だからつまらないかというと
逆で,だから面白い。
結末は自分であれこれ
想像するしかない。
それか,漱石の『明暗』のように
われこそはと思う方,続きを書いてください。
なるほど,そうだよね
となるのか
え~っ,それちょっとちがうのでは?
となるのか
それもまた
面白いでしょう。
天国の井上さんも
よろこばれると思います。



















