六本松界隈。学生時代、教養部があったところ。いまは、科学館、JRマンション、裁判所、検察庁、弁護士会館になっている。
50年ちかく経って、ふたたびこの地に出入りするようになるとは思わなかった。
地下鉄六本松駅を背に、もと教養部があったほうを望む。正面奥が裁判所、左手が検察庁、右手がJRマンションである。マンションのあたりに部活の部室があった。
裁判所の裏あたり。このあたりに亭々舎があった。クラスや部活のコンパはここでやっていた。外でやるよりずっと安上がり。
裁判所裏口。教養部の裏口もここらあたりにあった。部活のランニングコースの出発点である。裁判がはじまるまでの間、ちょっと散策してみよう。
学生時代、毎日のように走っていたコースであるから、すぐにも分かりそうなものだが、そう簡単ではない。われわれの記憶もさることながら、六本松界隈がおおきく変貌してしまっているから。
裏門をでるとすぐにセブンがある。もちろん、昔はなかった。むかしのコースを歩いてみようとすると、しょっぱなから違和感にとらわれる。
むかしは先輩や同輩の背中をみて、あるいは、路面をみつめて走っていたのだろう。あらためてここらを走っていたのかと問われると途端に自信がない。
当時は知らなかったが、この路は谷916号線というようだ。狭い道を東へ走っていた。
南公園・花見公園の長い坂をめざす。南公園は山の上にあるので、道行きはすこしずつ登りになっている。
左手奥は谷緑地である。谷という地名が、南公園の山手の谷側という地形を示している。
奥に南公園の山がみえてきた。
坂が急になる。
最後の急坂。階段になっている。
難所の階段を登り切った。
桜坂山手どおりがみえてきた。
桜坂山手どおり。正面右手にその名も「山の上ホテル」がある。動・植物園、花見公園まで、あとわずかだ。
・・・なのだが、時間切れである。きょうはここで引き返そう。














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