2025年10月30日木曜日

森吉山、角館、姫神山の旅(5)森吉山②

 

 山人平。夏はチングルマやイワカガミなどの山野草が咲いていて、花の百名山。だが、花はなく、もはや秋模様である。


 山頂まであと一息。 


 山頂。向こうに日本海が見えた。

 ここも無人。ここまで誰とも出会わなかった。もちろんクマとも。前夜宿でNHKがクマ被害特集を放送していたので戦々恐々だったのだが。

 クマに代わり、すばらしい景色がもてなしてくれた。360度の絶景である。


 東南東の方角に早池峰山。1917m。百名山。麓は遠野物語の舞台である。


 やや東にむかって岩手山。2038m。百名山。ヒバクラ登山口から登ってくる途中、ずっと背後で見守ってくれていた。その向こうは盛岡市内である。数週間後に、川べりをクマが駆け回ることになるとは・・・。


 右手の△は岩手山。左手(真東)のなだらかな山塊は八幡平である。1613m。百名山。いまはドラゴンアイが人気である。


 北北東に八甲田山。名前どおりの山容である。最高峰は1585m。百名山。手前に十和田湖をさがすが見えない。もちろん奥入瀬渓谷も見えない。 


 ほぼ北、やや西に岩木山。1625m。百名山。弘前の平野にはリンゴがたわわに実っていることだろう。


 北西に白神山。1232m。二百名山。ブナの原生林がのこり世界遺産である。白神山麓では「いまそこにクマがいた!」という男性に会ったことがある。


 西に八郎潟と男鹿半島。「わるい子はいねぇが~」 


 南南西に鳥海山。2236m。百名山。円錐形の山容がひときわ美しい。出羽富士と呼ばれるにふさわしい。

 東北の名峰たち。登ったときの思い出がよみがえり、なつかしい。

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