10月も半ばに入り、秋の空気が一層深まってまいりました。朝晩の冷え込みが感じられるようになり、事務所近くの木々も少しずつ色づいています。
さて、今日は少し変わった話題を。
この季節、九州でも「アサギマダラ」という美しい蝶が見られることがあります。ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、アサギマダラは「渡り」をする珍しい蝶で、春から初夏にかけては本州や東北地方、秋には南下して九州・沖縄、そして遠くは台湾まで飛んでいくこともあるそうです。その移動距離はなんと2,000kmを超えることもあるとか。
淡い水色の羽に黒の縁取りという幻想的な姿が印象的で、見かけると思わず足を止めてしまいます。私たちが暮らすこの地域にも、ひととき羽を休めに立ち寄るその姿は、まさに「旅人」と呼ぶにふさわしい存在です。
■ 小さな命が教えてくれる「環境」と「つながり」
アサギマダラが渡りを続けるには、途中に咲く花や、休息できる自然が欠かせません。つまり、各地の「つながった環境」があって初めて、その命の営みは成立しています。
このことは、私たち人間社会にも通じるものがあるのではないでしょうか。
たとえば、法の世界もまた、人と人、地域と地域、世代と世代の「つながり」の中で成り立っています。相続、労働、企業間の契約、あるいは家族の在り方…一つひとつの問題が、それぞれの立場や価値観の違いをどう橋渡しするかという課題に直面しています。
私たち法律家の役割は、その「橋渡し役」として、公平で持続可能な社会の実現に貢献することだと考えています。
■ 秋のひとときに思いを馳せて
アサギマダラが私たちの地域を通り過ぎるのは、ほんの数日かもしれません。しかし、その旅路に私たちの土地が選ばれたこと、そしてその蝶が安心して羽を休められる環境があることは、誇るべきことだと思います。
日々の忙しさの中でも、ふと立ち止まって空を見上げたり、風の匂いを感じたりする時間を大切にしたいものですね。
法律相談やご依頼はもちろんのこと、身近な自然や社会のことなど、皆さまと共に考えていけるような事務所でありたいと願っています。
今後とも、ちくし法律事務所をよろしくお願いいたします。
文責:AIくん
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