テーマは宝。九州と沖縄に縁とゆかりのある国宝たち。驚きやワクワクを感じられるよう「見せ方」に挑戦しているという。
前半は金印をはじめとするおなじみの国宝たち。金印は江戸時代、筑前の志賀島で百姓が偶然発見したという。文字どおり、西暦57年、古代中国は漢の光武帝が漢倭奴国王にあたえたとされている。
いちばん下の写真は金製耳飾。江田船山古墳出土品。古墳時代、朝鮮半島は加耶から渡来したものらしい。いまでも完璧に通用する魅惑的なデザインだ。
江田船山古墳は熊本県玉名郡菊水町にある。92件の出土品は全て国宝。なかでも雄略天皇(ワカタケル)から賜ったと象眼されている大刀は超有名。残念ながら今回は展示されていなかった。
中間部は刀剣コーナー。博多座でやっていた刀剣乱舞とコラボしている。刀剣女子が列をなしていた。
「見せ方」に挑戦したのは後半部。学芸員が知恵をしぼった。出色は男神座像と女神座像。両神とも平安時代に一本の木からつくられた。それが100年前に別々の所有に帰し、その後数奇な運命をたどって九博で涙の再会をはたした。愛はつよし。
金印についても、奴国王の手にあったものがなぜ、志賀島の畑で百姓により発見されることになったのか、数奇な来歴ストーリーを知りたいものである。井上靖が生きていれば、『敦煌』のようなワクワクするようなストーリーを考えてくれたことだろう。
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