2013年3月12日火曜日

はてな?





なんの花か
分かります?

こうしてみると
あれ?と思いますよね。

ナズナ(薺)
はてな?→ナズナです。

別名,ぺんぺん草
または,三味線草。

ナズナの名は、夏になると枯れることから
=夏無(なつな)から。

あるいは、撫でたいほど可愛い花
=撫菜(なでな)からなど。

別名のぺんぺんは,お尻ぺんぺんではなく
三味線の音から。

あるいは,実の形が
三味線のばちに似ていることから。


ぺんぺん草は,実をすこしむいて
振ると,ぺんぺんと音がしますよね。

子どものころ
よくやりました。

名前の由来は
その音かと思っていました。

子どもたちに
そのことを伝えられていませんね。


学名のCapsella bursa-pastorisは
羊買いの財布のようなナズナの仲間。

羊飼いの財布は
実の形から。

カプセラは
ラテン語の小箱から。

春の野の身近な花だけに
由来も諸説あるようで。


どこにでも生えるので
比喩につかわれます。

ぺんぺん草が生える
というのは荒れた状態。

さらに進むと,ぺんぺん草も生えない状態に。
なにも残っていないという意味。

ケチで有名な○○が通ったあとは
ぺんぺん草も生えない。などとつかいます。


アブラナの仲間で
春の七草のひとつ。

食べられます。
かつては冬季の貴重な野菜であったらしい。


花言葉は,あなたにすべてを捧げます
あるいは,あなたにすべてをお任せします。

この春,かれし,かのじょにナズナをもらったら
ぜったいにスルーしないように!


  よく見れば なづな花咲く 垣根かな
                      松尾芭蕉

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