なんの花か
分かります?
こうしてみると
あれ?と思いますよね。
ナズナ(薺)
はてな?→ナズナです。
別名,ぺんぺん草
または,三味線草。
ナズナの名は、夏になると枯れることから
=夏無(なつな)から。
あるいは、撫でたいほど可愛い花
=撫菜(なでな)からなど。
別名のぺんぺんは,お尻ぺんぺんではなく
三味線の音から。
あるいは,実の形が
三味線のばちに似ていることから。
ぺんぺん草は,実をすこしむいて
振ると,ぺんぺんと音がしますよね。
子どものころ
よくやりました。
名前の由来は
その音かと思っていました。
子どもたちに
そのことを伝えられていませんね。
学名のCapsella bursa-pastorisは
羊買いの財布のようなナズナの仲間。
羊飼いの財布は
実の形から。
カプセラは
ラテン語の小箱から。
春の野の身近な花だけに
由来も諸説あるようで。
どこにでも生えるので
比喩につかわれます。
ぺんぺん草が生える
というのは荒れた状態。
さらに進むと,ぺんぺん草も生えない状態に。
なにも残っていないという意味。
ケチで有名な○○が通ったあとは
ぺんぺん草も生えない。などとつかいます。
アブラナの仲間で
春の七草のひとつ。
食べられます。
かつては冬季の貴重な野菜であったらしい。
花言葉は,あなたにすべてを捧げます
あるいは,あなたにすべてをお任せします。
この春,かれし,かのじょにナズナをもらったら
ぜったいにスルーしないように!
よく見れば なづな花咲く 垣根かな
松尾芭蕉
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