2013年1月17日木曜日

蛍光灯をかえるべきか悩んだら





きのうの記事は,書いてしまってから
お客さんからクレームが来ないか心配した。

心配したが,仕事の時間になったので
書きかえるヒマもなく,アップした。

さいわい
表だってのクレームはなかった。

みなさまの心のひろさと寛容さに
感謝します。


言葉づかいは難しい。
他意はなくとも誤解されることもある。

他意はないかもしれないが
潜在意識にあることもあろう。


きのう隣席の新人弁護士から
話かけられた。

蛍光灯が
切れてますねぇ,と。

たしかに,われわれの上にある
蛍光灯がきれぎれに点滅している。

むむ。これは
ボクにたいする(婉曲な)要求か?

蛍光灯を変えろ!
ということか?まさか…。

いくら厚かましい新人といえど
25年先輩にそこまでいうか?


先日,司法修習生がたくさん
事務所訪問に来られた。

その際,わが事務所のアピールポイントとして
新人さんは言っていた。

家族的な雰囲気であり
なんでも言える雰囲気である,と。

新人さんは
修習生諸氏になんども強調した。

それって,新人がのさばってる
ともいうよね。

先輩をないがしろにしてる
ともいうよね。

ボクの心には
疑惑がうずまいた。

けれども,お客さまの手前
言うのは控えた。


そこにもってきて
きのうの蛍光灯事件だ。

なんでもいえる雰囲気ってのは
先輩に蛍光灯をかえさせることも含むのか?

心はちぢに
乱れたのであった。

まるで
切れかけの蛍光灯のように。


そうやって心がつかれたときは
三浦しをんのエッセイが効く。

このところ
心が疲れるとしをんに逃避する。

いつもなら
読破して終わりだ。

でも,しをんのエッセイのばあい
ちょっとちがう。

心を癒す薬のような作用があるため
一気に読み終わらないよう注意している。

心が疲れたときだけ
ちびちびと読む。

できるだけ途中で
他の本を読んだりして。

それなのに,ああ
読んでしまった。

『乙女なげやり』
(新潮文庫)。

かのじょのエッセイ
残りがすくなくなってきた。

もう少しペースを
落とす必要がありそうだ。

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