2013年1月18日金曜日

蛍光灯からのメッセージ




おとといの記事を書いたとき
念頭にあったのは本の題名。

哲学者ニーチェの
『人間的な,あまりにも人間的な』。

神が死んだあとの人生であっても
繰りかえし生き抜くことをかれは説いた。

でも,あなたのふるまいはあまりにも人間的だ
などと評されると,どうだろう?

やや角度を感じる
きょうこのごろである。

ここは『にんげんだもの』(相田みつを)
と目線をさげるのが,「いまふう」か。

そのように
反省した次第である。


そうしたなか,例の蛍光灯事件のあと
さらに「後輩に席を追われる事件」が発生した。

当事務所では
ホームページを改訂する作業ちうである。

それを話し合う弁護士の会議
でのことだった。

ボクは先に室に入り
席をあたためていた。

あとから
新人さんが入ってきた。

そして,せっかく暖めたその席を
空けるよう要求したのである。

これは…。
あまりといえばあまりな仕打ち。

おもてむきの理由は,その席が
ランケーブルなんぞというものにちかいという。

ランケーブル?
なんじゃ,そりゃ。

よくわからないが
ていよく席を追われたのであった。

このままでは,ある朝出勤したら
執務机がなくなっている!

そのような不測の事態さえ
起こりかねない。

ボクの心はふたたび蛍光灯のように
ちぢに乱れたのであった。


するとなんと
驚くべきことが発生した。

きのう出勤すると,くだんの蛍光灯が
きれいについていたのである。

まったく
チカチカしていない。

まわりの人間にきいても
だれも付け替えていないという。

たしかに,古い蛍光灯によくある変色が
両方のすみにみられる。

切れかけていた蛍光灯が
突如,復活したようだ。

う~ん
これは。

蛍光灯も
事態の推移に責任を感じたのだろうか。

ここはひとつ自分が復活して
蛍光灯事件はなかったことにしよう。

蛍光灯から,そのようなメッセージ
と受けとった。


でも,もう一日
はやく復活してくれたら。

そうすれば
ボクの心もちぢに乱れなくてすんだのに。

ま,
しょうがないか。

けいこうとう
だもの。

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