2012年6月12日火曜日

バショウ by.福岡県筑紫野市の弁護士ブログ



 (バショウ@義仲寺)

 バショウ(芭蕉)
 多年草。

 英名はジャパニーズ・バナナ
 花や果実がバナナと似ているので。

 でも実際には食べられるものではなく
 ま,観賞用の植物です。

 もちろん,かの俳聖・松尾芭蕉の名は
 この植物にちなんだもの。
 
 彼の草庵が深川にあってところ,門人からこれを贈られ
 植えたところ大いに茂ったので。

   芭蕉野分して盥に雨を聞夜哉
                
 義仲寺は,滋賀県膳所にあります。
 義仲は,木曾義仲のこと。
  
 平家討伐の兵を挙げて都に入ったものの
 乱暴狼藉のため、頼朝軍に粟津(寺の南)の地で討たれました。

 巴御前が彼をここに
 葬り供養したとの伝説があります。

 芭蕉は、彼が好きだったのか(周辺の美しい景観を愛したのか)
 ここを度々訪れました。

 のちに大阪で亡くなったときは
 遺言によってここに墓が立てられたと言われています。

 境内には,芭蕉の辞世の句碑があります。

   旅に病て夢は枯野をかけめぐる

        ちくし法律事務所 弁護士 浦田秀徳

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