しばらくまえに天拝山のソウシチョウ(相思鳥)について書いた。
http://blog.chikushi-lo.jp/2025/04/blog-post.html
もともとはインド、中国、ベトナム、ミャンマーなどに分布しているが、江戸期いこう持ち込まれ、日本で繁殖している。日本の自然環境に適合したのだろう。
天拝山ではエサをやっている人もいるようだ。動植物が繁殖するうえで、人間に気にいられることも重要な要素である。
さいきん街中をあるいていると、イソヒヨドリ(磯鵯)が美しくさえずっている(あまりよい写真ではないが、手持ちのカメラの倍率ではこれが限界)。ビルの屋上や電線などにとまって鳴き、ビルの谷間に美声が反響してとても美しい。
https://www.youtube.com/watch?v=1D7bhJGU7dk
みなさんもイソヒヨドリとは認識していないだけで、さえずりは聞いたことがあるのではなかろうか。
名前のとおり、もともとは磯の崖の岩場などで暮らしていた。それがいまではビルの屋上、屋根の隙間、通風口など人が造った物に営巣して繁殖しているらしい。なぜかというと、磯の崖の岩場と環境が似ているからである。
最も強い者が生き残るのではない、最も賢い者が残るのでもない、唯一生き残るのは変化に適合できる者である(C・ダーウイン)。
地球温暖化、プーチン戦争、トランプ関税、AI技術の劇的進化、日本の少子高齢化、円安・物価高など、めまぐるしく変化していく環境のなかで、うまく環境に適応できたイソヒヨドリの美声にしばし聞き惚れた。
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