2024年9月9日月曜日

大雪山・旭岳~トムラウシ山縦走(17)

 

山中3日目、はや最終日の夜明けである。奥で寝ていた男性は2時30分ごろ出発していった。山の上でご来光をあおごうとすれば、そのような時間の出発となる。夜の行動はリスクも多いが、ご褒美も多い。


 こちらは避難小屋で日の出を迎えた。それでも3:52。夏の北海道の朝は超早い。

 太陽の方向には山すそがあって、残念ながらお日様は直接は見えない。沼の向かい側の山肌を赤く染めていくのがみられるだけである。


 さあ出発だ。避難小屋は、お鉢のような地形の底にあるので、いきなり坂を登る必要がある。例年はこの坂も残雪で覆われているのだが、ことしはもう地表が露出している。そしてお花畑になっている。この写真で見ると、雪渓はすくないようだが、それでも・・・


 アオノツガザクラ 


 雪渓をだいぶ登ってきた。下からみると、少なく見えた雪渓も上からだとこのボリューム。軽アイゼンを使えなかったので、ツボ足で苦労した。ヒサゴ沼が遠ざかる。その向こうに見えているのは東大雪の山々だ。


 上部からみると、ヒサゴ沼はこの形。ひょうたん型をしている。


 雪渓を抜けると、大きな岩がゴロゴロしている。向こうの鞍部にヒサゴ沼分岐の標識が見えている。分岐を右へ行けば化雲岳、左へ行けばトムラウシ山である。


 分岐の周辺はまたまたお花畑が広がっていた。まずはエゾノツガザクラ


 イワヒゲ


 イワウメ


 チングルマ

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