翌日の天気予報はA判定だったが、終日曇天だった。山では雨が降らず、風に強く吹かれなければ、上々なのだ。
酸ヶ湯温泉から先、東側を登っていく。ブナやダケカンバの樹林帯を抜けると谷にでる。地獄湯ノ沢だ。夏は噴気がでて、硫黄臭がする。それで地獄だ。
谷を詰めていくと、開ける。仙人岱だ。目の前には小岳、左手には大岳が大きくそびえる。夏は湿原だが、いまは雪原になっている。南側には南八甲田の山々が見える(1枚目の写真)。
雪原を大きくまわりこんで大岳に登る。左手の雪面に亀裂が入っている。雪崩の兆候だ。雪山だからどこを登ってもよい。そうはいっても、夏道は地形的にじつに合理的な道筋になっている。冬は雪で隠れているけれども、やはりそこをトレースするほうが無理なく登れるようだ。
ジグザグに登っていくとやがて広い台地状の地形となり、山頂に到達した。やった。先行していた男性と二人きりだ。あとからもう一人到着した。写真を撮りあう(2枚目の写真)。よかったですね。喜びをわかちあう。
帰りはもときた道を戻る。地獄湯ノ沢からは、岩木山が美しく輝いていた(3枚目の写真)。明日は岩木山に登る予定だ。よろしく。
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