ときどき電話相談を希望される方がおられます。
当事務所ではこれをお受けしていません。
なぜか?
電話でのやりとりではさらに間違いやすいからです。
メラビアンの法則というのがあります。
聞いたことがありますか?
人の行動が他人にどのように影響を及ぼすか
ということについての実験に基づく法則です。
話の内容など言語情報の占める割合は
どのくらいだと思いますか?
なんと7%
驚きの結果です。
口調や話の早さなどの聴覚情報は
38%
見た目などの視覚情報が
55%です。
よくメールやメーリングリストで
いつもは仲がいい人たちが喧嘩しています。
なぜかというと,メールは言語情報だけなので
行き違いや誤解を生じているわけです。
こちらの意図したことのうち
7%しか相手に伝わっていません。
送り手は,笑顔をもって言ったつもりが
受け手のほうは,批判されたと受け取ることがあります。
字面だけでいえば
どちらともとれるからです。
これを避ける努力が笑っていることを表記したり(笑)
顔文字をつけることです(^^)/
電話の場合,メールよりはましです。
言語情報のほか,聴覚情報が加わるからです。
それでも面談に比べ
半分以下の情報量になります。
前回述べたように,法律相談は
ただでさえ誤解や行き違いを生じがちです。
それを思うところの45%の情報量でおこなうことは
至難のわざです。
資料や写真が必要な事案となれば
なおさらです。
また面談であれば,口では「はい。」と回答していても
不安そうな顔をしていれば,重ねて説明することができます。
そういうわけで,電話相談には原則として応じていません
悪しからずご了承をお願い申し上げます。
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