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2012年2月20日月曜日

『ビギナーズ・クラシックス 平家物語』



 (雲仙・国見岳)

 ここのところ日曜の帰りが遅く
 きのうも大河ドラマ『平清盛』を見損ねました。

 いったいどうなっているのか?ふつうのドラマだと
 2回も見損ねると,筋がわからなくなります。

 そんな方にお奨めなのが
 『ビギナーズ・クラシックス 平家物語』(角川書店=編)。

 角川文庫1冊で,平家物語の全ストーリーを現代文で
 読みどころを古文と現代文の両方で味わえます。

 読みどころにはもちろん,梶原景季と佐々木高綱による
 宇治川の先陣争いを描いた「宇治川」や
 
 熊谷直実が息子ほどの平家の貴公子・敦盛を涙ながらに討つ
 「敦盛最期」なども含まれています。

 私のまわりにも梶原さん,佐々木さん,熊谷さんらが
 おられますが,このころからの名族なんですねぇ。

 これら読みどころは,中学校だったかで習ったわけですが
 こんな面白い話が学校で習うとなんであんなに退屈なのでしょう?

 京都に行くとよく嵯峨野にいくわけですが
 仲国が想夫恋を奏でる小督を発見する「小督」(渡月橋北に小督塚),

 怨念を超えた祇王と仏御前の友情物語である「祇王」(祇王寺),
 『滝口入道』の題材となった「横笛」(滝口寺)などのエピソードも。

 乱世にあっても美しく生きることの大切さをあらためて
 教えられます。

 みなさまもどうぞ。

2012年1月13日金曜日

『県庁おもてなし課』 by.山歩きが好きな福岡の弁護士



 「平清盛」がゆかりの神戸市や兵庫県の観光に
 どれだけ貢献できるのか?

 地域観光の最大サポーターをチームの代表が試合開始早々
 観客そっちのけで口汚くののしるというのはいかがなものか?

 みたいな話を
 きのうしました。

 でもふつうに考えると自治体のトップがなぜNHK大河の演出に
 口出しするのか?という疑問があります。

 そこをすっきりさせたければ、おすすめの一冊があります。 
 有川浩さんの『県庁おもてなし課』(角川書店)。

 昨年末、『ヒア・カムズ・ザ・サン』のながれで
 さかのぼって読みました。

 お役所意識のなかなか抜けない某(高知)県の観光振興部門と職員が
 観光客をおもてなしできる部門・部員に成長するさまを描いたもの。

 自治体も、上から目線の箱物行政ではやっていけず
 民間並みのおもてなしの心が必要な時代らしい。

 もちろん、いつもの有川さんらしい
 2組の男女の交歓も描かれています。

 そういえば、昨年は5つくらいの結婚式におよばれし
 「おもてなし婚」の流れを実感しました。

 われわれの時代は新郎新婦はいっさいしゃべりませんでした。
 ところがいまは何度でもしゃべります。

 それは参加者に祝ってもらうだけでなく
 新郎新婦が参加者をおもてなしする必要があるからだとか。

 花嫁花婿でさえ、おもてなしの心が必要な時代であれば
 法律事務所もうかうかしてられませんねぇ。

            ちくし法律事務所 弁護士 浦田秀徳