2023年11月29日水曜日

マリンワールドよ、永遠なれ

 





 マリンワールドへ行った。ひさしぶり。数十年ぶりか。

立地がいい。志賀島へ至る海の中道にあるのがいい。博多湾のむこう、海の中道。まさに竜宮城へ行く途中のようだ。

あいかわらず、クラゲには癒やされた。シンプルなのがいい。シンプルでありながら、なにか深淵な言葉を語りかけてくるのがいい。

魚のディスプレイも昔とちがう。新しいやつが目をひく。里山の自然と海の自然がつながっている。そういうことを教えてくれる。

魚類もいいが、やはり人類にちかいほうが、より親しい。人類からはやや遠いが、ペンギンがならんでいると、兄弟でおでかけかなと思えてしまう。

アシカやイルカのショーもなつかしい。動物虐待が論議されるようになったせいか、ジャンプの回数が減ったようだ。華やかだけれども、きっと重労働なのだろう。

動物の人権享有主体性を肯定する判決がでる日もそう遠くないかもしれない。そういえば、むかし、奄美の黒うさぎ訴訟という環境訴訟があった。うさぎに裁判を起こせないと国の代理人が噛みついたところ、裁判長は「奄美の黒うさぎこと○○さん」なんでしょ?とかわした。

いちばん愛くるしいのはラッコ。愛嬌をふりまいていたが、これでもかなりの年輩である。ひとりというか、一匹だけ飼われている。なにか寂しげだ。

和歌山からもらわれてきたという。ワシントン条約の規制も厳しくなり、動物園や水族館もそう簡単にメンバーの補充ができないのだろう。

海獣たちのいるところ、水族館。いつまでも続いて欲しいが、イルカやラッコたちにも幸せでいてほしい。

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