2013年2月19日火曜日

春よこい





ジンチョウゲの花が
ひらきはじめました。

ジンチョウゲといえば,松任谷由実さんの
「春よ,来い」が頭のなかを流れます。

あの名曲をきいてからは
春よ来いとの渇望はこの花とともにあります。

著作権の関係で
あの名詩を紹介できないのは残念。


沈丁花という名前は
沈香のような芳香+丁子のような花から。

学名Daphne odoraの
odoraは芳香があること。

Daphne(ダフネ)は
ギリシア神話の女神。


ある日アポロンは
エロス(キューピッド)をからかう。

怒ったエロスは恋してしまう金の矢をアポロンに
恋をはねつける鉛の矢をダフネに射た。

アポロンはダフネに求愛しつづけるも
ダフネはこれをはねつけつづける。

(われわれの恋愛がうまくいかないのは
エロスのせいなんですねぇ。こら!)

追うアポロンに逃げるダフネ。
ついにアポロンは河までダフネを追いつめた。

ダフネから助けを求められた河の神(父)は
ダフネを月桂樹に変えた。

(この劇的場面
ベルニー二の彫刻などで有名。)

アポロンが
ひどく悲しんだことはいうまでもない。

かれは愛のあかしとして枝から月桂冠をつくり
永遠に身に着けているのだとか。


たしかに,ジンチョウゲの葉は
ゲッケイジュの葉に似ています。

花言葉は,栄光,不死,不滅,永遠のほか
歓楽。

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