2013年2月21日木曜日

永久の幸福





『夢のような幸福』のつぎは
永久の幸福。


今朝の西日本新聞でも紹介されていますが
フクジュソウ(福寿草)が咲いています。

キンポウゲの仲間
多年草。

別名,元日草で
1月1日の誕生花。

これは旧暦によるもの
新暦だといまごろ。

正月に出ているのは
ハウスものです。


学名はAdonis amurensis
アムール川のアドニス。

アドニスはギリシャ神話に登場する美少年。
愛と美の女神アフロディテに愛されます。

他方,冥府の女王ペルセポネーにも
愛されます。

罪作りな
美少年。

2人の女神は互いに譲らず
アドニスの取りあいになりました。

これにたいする天界の裁判所の判断は
3者の顔をそれぞれたてた名判決。

すなわち,1年のうち3分の1はアフロディテと
3分の1はペルセポネーとすごしなさい,

残り3分の1は自由にしていいよ
という判断。

(ん,この話どこかで聞いたことがある…
そう,『ノルウェイの森』で書きました。)

みごとな
大岡裁きですね。

このような名判決がでて
めでたし,めでたし…

と,いかないところが
ギリシャ神話。

アドニスが残りの3分の1をどうしたかというと
やっぱりアフロディテとすごしちゃったんですね。

そうなると嫉妬に狂ったのが
ペルセポネー。

どうしてくれよう?そうだ!
アフロディテの彼氏に告げ口しちゃお。

(なに?アフロディテは二股かい?
ま,そこはギリシャ神話。軽くスルーして)

アフロディテの恋人はアレス。
おっかない軍神です。

(ボクだったら,こんなおっかない彼氏がいる女性に
ちょっかいを出したりしません。)

アレスは怒って,イノシシに化け
牙で突いてアドニスを殺してしまいました。

めでたし
めでたし…。


ん?ちっともめでたくはないけれど
なぜか和名は福寿草。

花言葉は永久の幸福
思い出、幸福を招く、祝福なんですねぇ。

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