2012年8月17日金曜日

高校同窓会by.福岡県筑紫野市の弁護士



 お盆のあいだに
 高校の同窓会がありました。

 人はなぜ同窓会にいくのか?
 そこに同窓会があるからだ!

 というのは
 ちょっとちがいますね。

 ぼくのばあい
 懐かしい自分に出会うために行くという感じでしょうか?

 E・H・カーのひそみにならえば
 「同窓会とは,現在の自分と過去の自分との対話だ」みたいな。

 こんかいも
 いろいろ面白い出会いと対話がありました。

 同級生のはなしによると
 こんなことがあったというのです。

 1年の学園祭に『杜子春』の劇をやることになっていたのに
 みんながこれに協力しなかった。

 そのため,学級委員長がおこって
 学園祭出場を棄権してしまった(その代わり,ハイキングに行った)。

 これは当時,そうとう大きな出来事だったはずですが
 ぼくはすっかり覚えていませんでした。

 こんな大きな出来事をわすれてしまっていたことに
 つよいショックをおぼえました。

 また自分というもののなりたちの不思議さに
 驚かされました。
 
 人はいろいろな経験をもとめて
 映画をみたり,旅行にでかけたりします。

 でも同窓会にまさる経験は
 他ではちょっと得られないのではないでしょうか。

                      弁護士 浦田秀徳
 

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