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2012年8月17日金曜日

高校同窓会by.福岡県筑紫野市の弁護士



 お盆のあいだに
 高校の同窓会がありました。

 人はなぜ同窓会にいくのか?
 そこに同窓会があるからだ!

 というのは
 ちょっとちがいますね。

 ぼくのばあい
 懐かしい自分に出会うために行くという感じでしょうか?

 E・H・カーのひそみにならえば
 「同窓会とは,現在の自分と過去の自分との対話だ」みたいな。

 こんかいも
 いろいろ面白い出会いと対話がありました。

 同級生のはなしによると
 こんなことがあったというのです。

 1年の学園祭に『杜子春』の劇をやることになっていたのに
 みんながこれに協力しなかった。

 そのため,学級委員長がおこって
 学園祭出場を棄権してしまった(その代わり,ハイキングに行った)。

 これは当時,そうとう大きな出来事だったはずですが
 ぼくはすっかり覚えていませんでした。

 こんな大きな出来事をわすれてしまっていたことに
 つよいショックをおぼえました。

 また自分というもののなりたちの不思議さに
 驚かされました。
 
 人はいろいろな経験をもとめて
 映画をみたり,旅行にでかけたりします。

 でも同窓会にまさる経験は
 他ではちょっと得られないのではないでしょうか。

                      弁護士 浦田秀徳
 

2011年8月17日水曜日

 「ツリー・オブ・ライフ」



 ひさかたぶりのブックレビューにつづき
 映画レビュー。

 お盆のなか日、映画館で涼しくすごそうと
 博多シティをおとずれました。

 ナルトやカーズなどが居並ぶ中
 「ツリー・オブ・ライフ」が呼びました。

 夏になると、山情報ばかり集めていて
 映画情報にうとく、何の映画か分からないままに入館。

 ショーン・ペン演じる長男が、世俗的な父(ブラピ)
 精神的な母と3兄弟の生育史を回顧するストーリー。

 でもふつーのハリウッド映画と異なり
 とまどいます。

 まわりのオーディエンスも
 ざわついている感じ。

 自然史と宗教的なものが重ねられ
 理解しようとするとお手上げ。

 途中から理解をあきらめ
 映像の流れに身をまかせるようにすると、楽になりました。

 ルネッサンス絵画の聖マリアのような
 ジェシカ・チャステインさんの母役が印象的。 

 監督は、寡作で知られるテレンス・マリックさん。
 今年のカンヌ国際映画祭で最高賞であるパルムドールに輝いたらしい。
 (これら情報は映画をみたあとに知りました。)

 タイトルのTree of Lifeは生命の樹。
 エデンの園の中央に植えられた木(旧約聖書の創世記)。

 生命の樹の実を食べると
 神に等しき永遠の命を得るとされます。

 「2001年宇宙の旅」をみて、わけがわからん
 と思った人には、わけがわからんかも。

 親子、兄弟関係に悩み、トラウマがある方には
 何らかの天啓、癒しをもたらすかも。

 さて興味がわいた方は
 どうぞ。
 

2011年8月10日水曜日

 お盆が近づけば



 お客さんと雑談をしていて
 何月ころが忙しいですか?とか訊かれます。

 よく2月と8月がヒマだとか
 月末、年度末が忙しいだとかいわれるアレです。

 弁護士の場合、お客さんの都合というより
 裁判所の都合に左右されます。

 年度末は裁判官の異動時期なので
 裁判期日の件数が減り、割と自由な時間ができます。

 夏も裁判官が交代で夏休みをとるので
 期日が減り、その分自由な時間がとれます。

 あとやはり感じるのは、お盆の前後に
 相続、遺産分割、遺言がらみの相談や依頼が増えます。

 先祖に想いをいたすとき
 ついでに祖父母の言葉や財産を思い出すのでしょうか?

 日本では戦後憲法14条の平等原則により
 遺産分割も兄弟姉妹間で平等に分割するのが原則になりました。

 でもやはり、長男が全部相続するという意識の強い家や地域もあり
 また親のめんどうを見た人、見なかった人の意識の違いなども。

 貰いすぎを調整する特別受益や遺産への貢献を評価する寄与分
 といった微調整制度はあります。

 それでもやはり人間ですから
 人のことは過小に、自分のことは過大に評価しがちです。

 そこのところを
 うまいこと調整するのが裁判所や弁護士の仕事です。

 ことしも立秋(8日)を過ぎて、お盆が近づいても
 まだまだ暑い日々が続いていますが、ご自愛ください。