2012年5月17日木曜日

立てばシャクヤク by.山歩きの好きな福岡の弁護士



 「立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」
 最近はあまりききませんが,究極の美人のありよう。

 福岡城内で,シャクヤクがみごろだというので
 みてきました。

 シャクヤクとボタンはでも仲間どうし
 よく似ています。

 でもボタンは樹木で
 シャクヤクは草というちがいが。

 中国の宋代に育種が始まり
 江戸時代には茶花として鑑賞されました。

 つまり,古くからの園芸植物で
 品種改良が行われてきたわけです。

 そのおかげで
 ほんとうに多様な色と形の花があります。

 ま,この辺までは
 メンデルの法則の範囲内で理解可能ですね。

 でも最近の分子生物学の進歩から
 メンデルはもう古くさいらしい。

 学校でもメンデルを教えなくなるとか
 ちょっと寂しい。

 『ねじまき少女(上・下)』パオロ・バチガルピ著
 (ハヤカワ文庫)を読みました。

 環境破壊と遺伝子操作の危険性について
 じつにリアルに描かれています。

 遺伝子工学の進歩により
 いろんな病気からの解放という福音もあるでしょう。

 でもこんな恐ろしい未来も
 願い下げです。

 人類がコントロールできない技術は
 目先のメリットにとらわれず採用しない知恵が必要なのでしょうね。

 シャクヤクの花言葉は
 恥じらい,内気,清浄。

           ちくし法律事務所 弁護士 浦田秀徳

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